2015年08月10日

過去の観劇17 「熱血飛龍小学校パワード」


過去の観劇17 「熱血飛龍小学校パワード」

久しぶりの更新。
時代村に入社以降、仕事と修行に忙しく、また北海道登別という土地もあり、観劇という機会が少なくなりました。


そういえば、同期入社45人が一同に伊勢で研修を受けた時(われらの期だけ行われた研修だったようですが)、みんなで舟木一夫特別公演を観劇させてもらいました。今ではなじみの深いスタイルのお芝居で、内容は「高田馬場・のんべえ安兵衛」でした。題名は分かりませんが。それまでいわゆる座長芝居を否定する教育を受けていた学生が、初めて見る分かりやすくてちゃんと起承転結のあるお芝居に、面白いじゃん!!と偏見を一つ捨てた公演でもありました。

その後、北海道時代も休日を利用して札幌で知らない小劇場を見たり、インターネットの普及してない当時、パソコン通信のアサヒネットで東京の演劇の批評掲示板を読んだり、、、そしてそんなこともしなくなった頃

東京で祖父が亡くなったと朝、電話がありました。
でも「親の死に目に会えないのが役者」と心に決めてましたから、「休ませてください」なんて言えませんでした。
しかし、朝、寮を出発するときに先輩の杉浦さんが「どうしたの?なんかあった?」と声をかけてくださり、「実は。。。」と話すと、キャストのシフトはどうとでもなるからすぐに帰りなさいと言ってくれました。恥ずかしながら、僕はその場で泣いてしまいました。

東京へ行くと、通夜、葬式の支度は一通りすんだ状態で、母も叔母も親戚もみんなのんびりしてまして、「通夜に付き合う必要ないし、あんたはどっかゆっくりしてきなさい」とほおりだされました。
俺、仕事休んで帰ってきたのにどうしよう、、とふらふらと新宿へ。よし、芝居見よう!と、祖父のことは置いといて芝居観劇をしてました。それが「熱血飛龍小学校パワード」でした。

惑星ピスタチオ「熱闘!!飛龍小学校☆パワード」
@新宿・シアターアプル (1996/5/11-25 17ステージ(17S,24S追加公演)、
 大阪5/31-6/5)  全指定前売り当日4500
 作・演出:西田シャトナー 照明:大塚雅史
 出演:保村大和、平和堂ミラノ、佐々木蔵之助、腹筋善之助、遠坂百合子、 
 いちいりえ、福岡ゆみこ、末満健一、大庭新二

かつて演劇ぶっくで名前だけは知っていたピスタチオ。
あぁ、若者の演劇が力を持つ時代が来たんだと思った。
大きい劇場で、同年代にしかわからないようなマンガネタの連発。「パワーマイム」と呼ばれる演技法。本気なのか冗談なのか分からんが、とにかくすごい熱量と確かな技術。
圧倒的に影響されました。
一人何役!?という勢いのスイッチプレイ。
台詞とマイムだけで学校の校庭はくずれ、地下数千メートル?まで落下したり、パチンコという武器がとんでもない破壊力になったり、、、まさにハリウッド映画を見ているようなスケールでした。
今の僕の演技スタイルの根底には、あの日のピスタチオがいるのかもしれません。

19年も昔の話。当時天国へ旅立ったおじいちゃん、僕にこれを見せてくれたんだね。ありがとう。
posted by 青山郁彦 at 08:56| Comment(0) | 観劇の歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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